しおれた蘭を復活させる方法 〜湯上げ〜

切り花がしおれてしまったら、あきらめて捨ててしまっていませんか?今回はしおれてしまった胡蝶蘭がウソのように復活する湯上げの方法をご紹介します。

夏場や暖房のきいた暖かいところでは水の中のバクテリアが増殖 し、枝の切り口が腐敗して水が上がらなくなりしおれてしまいます。 しかし、胡蝶蘭は切り口を切戻して水につけただけではなかなか 水が上がりません。そんな時、湯上げ処理をすることで水が上がるようになり、元のように蘇ることができます。

〜湯上げの方法〜

1) 熱湯を沸かし、先に器を温めたあと、 お湯を2cmくらいの深さにそそぎます。 その中に萎れた枝の切り口を少し切り 落としてから約5~10分ほどつけます。ずっと持っているのは疲れますので、お湯に花の切り口がついた状態で、手を離して花を寝かせておいて大丈夫です。

unspecified-1

2) 冷たい水に挿しておきます。 半日から1日おくと水が上がり、 元のように蘇ります。

unspecified-2

3) お湯につけて変色した部分を さらに切り落としてください。 もしも、また萎れてしまった時は 同じように湯上げを行ってください。

unspecified-3

しおれた胡蝶蘭が何度でもしゃきっとなるこの湯上げ法で、ぜひ長く切り花をお楽しみください。

DSC02866