胡蝶蘭は一度咲いた「ステム」(茎)から2度目の花を咲かせることが出来る、蘭科植物の中では極めて希な特性を持っています。胡蝶蘭のステムには5〜6個の節があり、そこに花芽になる可能性のある腋芽があります。うまく切ることでもう一度花を咲かせ、長く楽しむことができます。
■もう一度花を咲かせる方法
(1)できるだけ簡単に花を咲かせるには、花が終わったステム(茎)を出来るだけ先端に近い位置の節の上2cmほどを残して切りましょう。※切る位置で花の特徴が変わります。詳しくは写真下の文章をチェック。
(2)株が元気で温度が適温(15〜25℃くらい)であれば1〜2ヶ月で節から花芽が出て、その後、数ヶ月で開花します。ただし、品種によっては出難いものがあります。(写真下に文章続く)
■ステム(茎)を切る位置で花のつき方が変わる?
・出来るだけ高い位置を切った場合
–メリット:花芽は出やすく確率よく二番花をみるこができます。
–デメリット:花数が少なく枝の形もよくありません。
・下の方の芽を切った場合
–メリット:花数が多く立派な花になります。
–デメリット:花芽が出づらく、もう一度咲かせるのが難しいです。
<以下写真>切った部分からのびたステム(茎)がつぼみをつけた様子